脱原発社会をめざす文学者の会の活動

2013年11月、第1回福島視察
浪江町の請戸小学校に残された黒板には、
全国各地からのボランテァのメッセージが残されていた。
第1回の軽井沢緑蔭サロン。「歴史と災害について」と「災害と棄民」の二つのディスカッションが行われた。前者は軽井沢朗読館、後者は町内のライブハウスで。アルゼンチンタンゴ演奏も。2015年9月

第1回の文学サロンは会長の加賀乙彦さん。長編『雲の都』が刊行されたばかりで、その創作について語った。これから様々なゲストを招いて文学サロンが開かれることになる。2015年11月 文藝家協会会議室

第2回文学サロンのスピーカーは川村湊さんだった。アレクシエービッチ氏がノーベル賞を受賞したことで、テーマは「『チェルノブイリの祈り』とノーベル文学賞」 文藝家協会会議室 2016年2月

アメリカの原子力技術者や放射能研究者を招きシンポジウム「いのちと原子力、私たちの未来への道」を開催(共催)。右からガーゼンダーさん、一人おいてオルソンさん、リーパーさん。2016年3月4日 鎌倉生涯学習センター。

加賀会長も参加した第4回福島視察。あいにく小雨混じりで気温も上がらなかったが、精力的に飯舘村から浪江町、南相馬と回った。浪江町の請戸川下流の定点観測地点で。2016年5月10日〜15日

第2回の軽井沢緑蔭サロン、「原民喜と林京子と原爆文学」。元NHKアナウンサーで朗読家の青木裕子さん(軽井沢朗読館館長、軽井沢図書館館長も兼ねる)が林京子『祭りの場』の一節を朗読した。

パナマ帽に眼鏡、原民喜になり切って『夏の花』を読む村上政彦さん。この軽井沢の2回目のサロンでは東理夫さんのブルーグラスのライブ。この音楽を通じてアメリカの歴史や国民性までに迫った。 2016年9月3日 軽井沢朗読館

私たちの会の活動に理解を示していた林京子さんを偲んで行われた「林京子さんの文学と人を語る会』。ゆかりの編集者が多数参加した。2017年8月9日 講談社ホール

中村敦夫さんの朗読劇『線量計が鳴る』は元原発技術者の一人語りとして演じられる。コロナ禍のために現在は中断しているが公演回数は100回に及んでいる。2017年9月2日 軽井沢図書館ホール

ドリアン助川さんは自作『線量計と奥の細道』を朗読した。数ヶ月をかけて、奥の細道を自転車で巡った紀行エッセイだ。福島第一原発の事故で汚染された地域は思いの外広い。2018年11月14日 文藝家協会会議室

第8回の福島視察。郡山から国道6号線をまだ帰還困難地域を抜けて北上。双葉町の常磐線双葉駅に続く道に掲げられていた「原子力 明るい未来のエネルギー」の標語は取り外されていた。負の遺産として残したかったものの一つ。 2019年5月25日

年月日活動内容
2012年10月会発足記者発表 東京市ヶ谷 私学会館
2013年11月第1回福島視察
2014年11月第2回福島訪問 日本社会文学界シンポジウム
2015年06月第3回福島視察
2015年07月岩崎雅典監督『福島 いきものの記録』上映 
崎山比早子講演会 鎌倉生涯学習センター
2015年08月鎌仲ひとみ監督『小さき声のカノン』上映 
トークイベント、加賀乙彦、森詠
2015年09月軽井沢緑蔭サロン 
「アルゼンチンタンゴとトークのイベント」 
災害、原発事故と棄民
2015年11月第1回文学サロン 
加賀乙彦「永遠の都」の創作について 
文藝家協会会議室
2016年02年第2回文学サロン 
川村湊「チェルノブイリの祈りとノーベル文学賞」 
文藝家協会会議室
2016年03月シンポジウム「命と原子力 私たちの未来への道」
実行委員会参加 A・ガーゼンダー他 
鎌倉生涯学習センター
2016年03月埼玉県上尾市シラコバト団地震災慰霊祭参加
2016年04月第3回文学サロン 
黒井千次「私の戦前・戦中・戦後』 
文藝家協会会議室
2016年04年第4回福島視察
2016年09年軽井沢緑蔭サロン 「原爆文学 原民喜と林恭子」 
東理夫「ブルーグラスから見えるアメリカ」 
軽井沢朗読館
2017年03月シラコバト団地震災慰霊祭参加
2017年04月第5回福島視察
2017年04月第4回文学サロン 
金子兜太・黒田杏子「『生存者 金子兜太』をめぐって」 
文藝家協会会議室
2017年07月第5回文学サロン 
沼野充義 「ロシア文学の現在」 
文藝家協会会議室
2017年08月林京子さん追悼「林京子さんの文学と人を語る会」 
講談社ホール
2017年09月軽井沢緑蔭サロン 
中村敦夫朗読劇「線量計が鳴る」上演 
軽井沢図書館ホール
2017年11月大石芳野・志賀泉「チェルノブイリ報告」 
文藝家協会会議室
2018年03年上尾シラコバト団地慰霊祭参加
2018年03月第6回福島視察
2018年05月第7回福島視察
2018年05月第6回文学サロン 
天瀬裕康 「反核の医師たちと原爆文学」 
文藝家協会会議室
2018年08月「核兵器禁止条約で変わる世界 被曝先進国・日本は?」共催 
鎌倉生涯学習センター
2018年11月第7回文学サロン 
ドリアン助川 「自作『線量計と奥の細道』を読む」 
文藝家協会会議室
2018年12月中村敦夫朗読劇『線量計が鳴る』上演 
鎌倉生涯学習センター
2019年03月上尾シラコバト団地震災慰霊祭参加
2019年04月第8回文学サロン 
青山南 「アメリカの現代文学』 
文藝家協会会議室
2019年05月第8回福島訪問
2019年07月第9回文学サロン 
豊田直己 「フクシマの7年間〜尊厳の記録と記憶」 
文藝家協会会議室
2019年11月第10 回文学サロン 
菅孝行 「三島由紀夫と天皇制」 
文藝家協会会議室
2020年03月上尾シラコバト団地震災祭慰霊祭 
コロナ禍のため不参加
2020年12月第1回リモート常任幹事会
2021年03月震災、原発事故から10年目の3・11に「文学大賞」6作品を発表
2022年03月3・11に「第2回脱原文学大賞」2作品を発表
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