文士刮目第20回 新しい年こそ、ウサギさんの確かな目と耳で 果敢に挑もう 2023.01.05 連載 サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会。日本は9位と健闘したが、アルゼンチンが3―3の延長戦から突入したPK戦の末にフランスを撃破。36年ぶり3度目の優勝を果たし主将でエースのメッシはW杯5大会目の出場で悲願の初Vを達成し、世界が熱狂するなど2022年も多くのドラマがありまし
文士刮目第19回 コロナ禍のなかの文芸復興 2022.12.01 連載 新型コロナウイルスの感染拡大の繰り返し。現在は第8波に入った、と伝えられています。そんな中、私は先日大阪文学学校を訪れました。以下は私が【書く・読む・聴く 関西から日本へ広がる文学魂 大阪文学学校】のタイトルで文芸思潮第85号に書いた一節です。―ウイズコロナの時代にあっ
第18回 青木新門さんのお別れの会に思う 納棺夫が見た〝ひかり現象〟 伊神 権太 2022.11.03 連載 人は必ず死ぬのだから いのちのバトンタッチがあるのです/死に臨んで先に往く人が 「ありがとう」と云えば 残る人が 「ありがとう」と応える そんなバトンタッチがあるのです/死から目をそむけている人は 見そこなうかもしれませんが 目と目で交わす一瞬の いのちのバトンタッチがあるのです(青木新門の「納
第17回 国葬が終わり、新時代の夜明けを思う 伊神 権太 2022.09.30 連載 東京・日本武道館での安倍晋三元首相の国葬が9月27日に終わった。これより先の8日に96歳で死去した英国のエリザベス女王の国葬が現地時間の19日午前11時(日本時間同日午後7時)から、かつて私も訪れたことがある首都ロンドンのテムズ川河畔ウェストミンスター寺院で行われ、日本の天皇、皇后両陛下はじめバ
第16回 みんな幸せで、みんな楽しく。世界は運命共同体だからこそ 2022.08.31 連載 先日、ある新聞に作家の池澤夏樹さんが「戦争と平和」を論点に【文学の向き合い方】について寄稿、作者次第で広がる可能性につき彼なりの見解を示され、興味深く読みました。その中で、池澤さんは「戦争は非日常のドラマの場であり、文学のよき題材となる」と書かれていましたが、私はこの文面にある<戦争>を<コロナ禍
第15回 安倍晋三元首相の銃撃死に思う。【罪を憎んで人を憎まず】 2022.08.01 連載 安倍晋三元首相の参議院選挙の街頭演説中に起きた銃撃死に始まり、東電福島原発事故の株主代表訴訟での勝俣恒久元会長ら東電元役員4人への13兆3210億円の賠償命令、新型コロナウイルス第7波到来に伴う爆発的拡大など。7月もいろんなことが起き、そのつど胸が押しつぶされる思いをしたのは誰も同じでしょう。人