連載文士刮目第45回 混沌からの旅立ち 何はともあれ〝楽しい日本〟に 伊神権太 (写真 WHO(世界保健機関)からの脱退表明など就任早々から大統領令に次々と署名するトランプ米大統領=NHK総合テレビから) 2025.02.06 2025年も1カ月が過ぎました。 この間、現職では初の内乱首謀の疑いによる韓国・尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の拘束=韓国の検察は1月25日に拘束の延長を申請。その後、内乱を首謀した罪で起訴=に始まり、新春早々からの山林火災に端を発し限りなき被害をもたらした米国ロサンゼルスの大火災、米バイデン大
連載文士刮目第44回 令和AI(人工知能)に聞く「新しい年 世界はどうなる」(写真 万感の平和賞を報じた各紙) 2025.01.02 2024年は元日の能登半島地震をはじめとした不幸が多発した年でした。それだけに、新しい年、2025年の巳年は何よりも平穏で幸せな年になってほしく思います。そこで今回は最近、存在感が増しつつある人工知能・生成AIさんの助けも借り、新年を予測してみました。そしたらAIさん曰く。「ことしは新たな価値観
連載文士刮目第43回 能登半島地震と豪雨水害の復興応援歌【能登の明かり】がCDに 伊神権太(写真「被災地に勇気を」と報道された中日新聞能登版) 2024.12.05 凶悪な闇バイト事件の続発に始まり、衆議院選での与党の過半数割れに伴う自民一強時代の終結、米大統領選でのトランプ氏のトリプルレッド(米国で大統領職と上下両院の多数派を共和党が占める状態。共和党のシンボルカラーが赤であることから〝トリプルレッド〟と呼ぶ)による圧勝、ペルーでのアジア太平洋経済協力会議
連載文士刮目第42回「この国を みんなで変えなければ」 伊神 権太(写真 被団協のノーベル平和賞を報じた各紙) 2024.10.31 今回は、まず何より先に日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)のノーベル平和賞受賞を祝福したい。と同時にその一方で相変わらず戦闘が続くイスラエルによるガザ攻撃とハマスとの終わりなき戦い、さらにはイラン、ヒズボラ、シリア……など他の中東諸国を巻き込んでの混迷化、そしてロシア軍に1万人もの北朝鮮軍派
連載文士刮目第41回【刷新とは。これいかに「日本が生まれ変わる時」】 伊神権太(写真 「自民総裁に石破氏」を報じた新聞) 2024.10.03 9月23日の立件民主党代表選に続き、27日には自民党総裁選も終わり、世の中は【刷新】といった言葉が声高に叫ばれています。では、刷新って。どういうことを言うのでしょう。 立憲民主党臨時党大会で新代表に選ばれた野田佳彦さん(67)が第一声で「代表選が終わった今はノーサイドでみんなの力と心を合わせ打倒
連載文士刮目第40回 【どこへ行く ニッポン政治】 伊神 権太(写真 宮崎で震度6弱 M7・1の地震発生直後に出された南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」の概略図=NHKテレビのニュース画面から) 2024.09.05 先日8月8日午後4時43分ごろ、日向灘を震源とする宮崎県南部で最大震度6弱の地震が発生。気象庁は午後7時15分に南海トラフ地震が発生する可能性が平常時より高まっている-として初の南海トラフ地震臨時情報【巨大地震注意】を出しました。幸い、この【巨大地震注意】は、8月15日午後5時には解除されました
連載文士刮目 第39回 【自由と平等、真の平和とは】 伊神権太(写真 暗殺未遂現場で銃弾をものともせず、こぶしをあげるトランプ氏を報じた新聞) 2024.08.01 日本中の視線を集めた東京都知事選。56人が立候補し、いかがわしいポスターの掲示など多くの問題点を残した首長選で小池百合子さん(72)が再選されました。そして。一方のアメリカ大統領選といえば、です。ドナルド・トランプ前大統領(78)が右耳に銃弾を浴びながらも奇跡的に助かり、それでもこぶしを振り上げ
連載文士刮目 第38回 【難破する世界のなかで 永遠回帰の幸せとは】 伊神 権太(写真 「藤井八冠陥落」と「都知事選56人届け出」を報じた新聞) 2024.07.04 自民党が提出した改正政治資金規正法の6月19日の可決、成立=国会議員に収支報告書の「確認書」交付を義務付け、政治資金パーティー券購入者の公開基準額を現行の「20万円超」から「5万円超」に引き下げるが、企業・団体献金の禁止は盛り込まれない=に続き、小池百合子東京都知事(71)の任期満了に伴う同20
連載文士刮目 第37回 どこへいく? 流転社会 伊神 権太(写真 最終意見陳述で証言台に立つ袴田さんの姉ひで子さんを報じた新聞) 2024.06.06 生成人工知能(生成AI)に電気自動車、SDV(次世代自動車)、貧困と飢餓防止・気候変動対策など17の持続可能な開発目標を掲げるSDGs。さらには最近では従来に比べたら処理性能を20倍アップするという生成AIに特化した新世代のパソコン、ほかに5月8日から11日にかけ7回発生した最大クラスの太陽フレ
連載文士刮目 第36回 能登の復興を願う応援歌「能登の明かり」 伊神 権太 2024.05.02 ことしの元日早々に起きた能登半島地震。あの日から早や、4カ月がたちます。この間の被災者の悲しみ、苦しみ、無念さときたら想像を絶するに違いありません。ある日突然、人間社会を襲った自然災害。そして奪われた多くの命を思うとき、私自身かつて能登の七尾で新聞社の支局長として家族と7年を過ごした土地柄だけに