連載文士刮目 第33回 のとよ、能登半島 晴れたらいいね 伊神 権太 2024.02.01 新年早々に起きた能登半島地震に、昨年明るみに出た自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題のその後。悲しくてたまらない巨大地震発生に嘆かわしい限りの政界不祥事の露呈。このところの世相には、なんだか気が滅入り、心までが折れそうになってしまいます。このうち本欄で指摘済みである政治家諸氏の裏金事件。
連載文士刮目 第32回 「嘆かわしい裏金問題 政治家たちよ、襟を正せ」 伊神 権太(写真:12月19日の強制捜査を報じた同日付の夕刊各紙) 2024.01.04 【安倍、二階派強制捜査 東京地検特捜部 パー券収入 不記載疑い 「裏金」議員関与解明へ 選挙に向けた資金に充当か 安倍派関係者示唆】(12月20日付中日新聞1面見出し)…… 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑で12月19日、東京地検特捜部が強制捜査に入り、「政治とカネ」をめぐる問題にい
連載文士刮目 第31回 友とは。友情とは 伊神 権太(写真:学生歌を歌う仲間たち。中には腕を組み、感慨にふける男性も=名古屋市内のホテルで。) 2023.11.30 米大リーグで今季のアメリカンリーグの最優秀選手に満票で2年ぶりに選出された大谷翔平選手に始まり、パレスチナ自治区ガザ市にある地区最大シファ病院での底知れない悲劇、米サンフランシスコでの米中首脳会談での米中双方の戦略的互恵関係の確認、同じサンフランシスコの日中首脳会談での東電福島第一原発の処理水海洋放
連載文士刮目 第30回 この世の中、み~んな平和な社会を願って生きている 伊神 権太(写真:パレスチナの俳人リタ・オデさんがガザの惨状を詠んだ英語俳句を寄せた(10月18日付中日新聞)) 2023.11.02 Gaza`s child - looking for her dollamong the ruins(人形を探す瓦礫の子の哀し)=10月18日付中日新聞朝刊 文士刮目も今回が30回。我ながら、よくぞ、ここまで続いたものだなと思っている。当初はまだ健在だった亡き妻(伊神舞子)の助言
連載文士刮目 第29回 世界の緊迫に思う 何ごとも油断大敵だ 伊神 権太(写真:世界各地の酷暑、森林火災を報じた朝刊) 2023.10.05 18年ぶりにセ・リーグ優勝したプロ野球の阪神タイガース。岡田彰布(おかだあきのぶ)監督待望の「アレ」の日(9月14日)を迎えた大阪市。ここでは、今回も道頓堀川の戎橋(えびすばし)周辺で翌15日午前3時までに感極まったファン26人が川に飛び込んだ。『過去には死者も出ており、市や警察が禁止を呼びかけ
連載文士刮目 第27回 「最後の一滴まで」。原発処理水の海洋放出や、いかに 伊神 権太(アイキャッチ画像:「住民説明・意見交換会で「他に方法はないのか」と詰め寄る市民) 2023.08.03 7月12日。東京八王子市で記録したこの夏のその日までの段階での全国最高の暑さは、39.1度。各メディアとも危険な暑さだ、と警告。これより1日前の7月11日には全国57地点で猛暑日を記録。この日は、東北から九州の広い範囲で気温が上昇。気象庁が熱中症警戒アラートを20道県に発令。
連載文士刮目 第26回 ペンは剣より強し、とは言うけれど 伊神 権太 (アイキャッチ画像:この人生、いつだってフワッとしたユーモラスさも望まれる。生前によくして頂いた中道風迅洞さんの『新編どどいつ入門』 2023.06.30 今回はまだ安心こそ出来ないが、新型コロナウイルスが5月8日から感染法上の区分で「五類」となり人類を襲ったコロナ禍がなんとか収束しつつあるところで、自身の過去の一端を振り返ってみたい。これまで歩いてきた自分の道は「これでよかったのか」。反省と自戒をこめて。これら私のつたなき道が何らかの形で少しでも
連載 文士刮目 第25回 夜明けの時代に問われる【なぜ】 AI超す<人間力>で 伊神 権太=写真は5月17日付中日新聞夕刊<特報>【生成AIが仕事奪う?】から) 2023.06.01 東京・銀座の高級腕時計ロレックス専門店での白い仮面をつけた少年4人組による腕時計強奪に始まり、区立中学教諭による自ら多額に及んだとみられる借金の返済を目的とした金品窃取殺人、さらには秋田市の雑木林での女性の死体遺棄、ほかにも日常茶飯事といっていい通りすがりの刃物沙汰……と、このところ凶悪事件が頻
連載 文士刮目 第24回 脱原発とマスク着用。真の平和、健康で幸せな世の中とは 伊神 権太 (ドイツの脱原発完了のニュースは新聞各紙でも大きく取り上げられた。脱原発を巡る各国の動きも気になるところだ=15日付中日(東京)新聞【核心】から) 2023.05.04 新聞やテレビなど各メディアの報道によれば、ドイツで東京電力福島第一原発事故を教訓に決めた【脱原発】が、ことし4月15日に完了。稼働中の最後の原子炉3基が同日夜(日本時間16日朝)、送電網から外れて運転を停止、ドイツ国内の原子力発電量が、いよいよゼロになった、とのことです。福島第一原発事故後に【脱