隔月連載 げんぱつあくぎょうはなし 第9回 西尾 漠 (アイキャッチ画像撮影=片岡遼平) 2024.03.14 α:東日本大震災、福島原発事故から13年になる。「2011年3月11日、マグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震によって東日本大震災が発生した。巨大地震と大津波に襲われた東京電力福島第一原発が過酷事故を起こして爆発。膨大な量の放射性物質が環境にばらまかれた」と、原子力資料情報室が声明を出した。β
隔月連載 げんぱつあくぎょうはなし 第8回 西尾 漠 (アイキャッチ画像撮影=片岡遼平) 2024.01.18 α:2024年元日の夕方から能登半島で大きな地震が続いている。洪水も起き、被害は甚大だ。多くの命が奪われ、家や仕事の基盤や思いのこもった品々やをなくした。 震度7を記録した石川県志賀町には北陸電力の志賀原発があるけど、原子炉は2基とも停止中だったんだよね。β:2011年3月11日の東日本大震災のと
隔月連載 げんぱつあくぎょうはなし 第7回 西尾 漠 (アイキャッチ画像撮影=片岡遼平) 2023.11.16 α:福島事故の汚染水海洋放出が続いている。β:「問題なし」と放出のたびに繰り返されてるけど、すぐに目に見える影響が出てくるはずもない。出てくるようなら、とんでもない事件だよ。東京電力が発表しているように、汚染度の低いタンクから順に放出してもいる。γ:『はんげんぱつ新聞』11月号で沿岸漁業応援団の
隔月連載 げんぱつあくぎょうはなし 第6回 西尾 漠 (アイキャッチ画像撮影=片岡遼平) 2023.09.14 α:8月24日に、とうとう福島事故の汚染水海洋放出が始まってしまった。β:「汚染水」じゃなく「ALPS処理水」だと政府や東京電力は言い張っている。前回も言ったけど、マスメディアでは2021年4月の政府による放出方針決定以来、「汚染水」という言葉が使えなくなった。γ:「汚染水」と呼ぶのは「フェイク」
隔月連載 げんぱつあくぎょうはなし 第5回 西尾 漠 (アイキャッチ画像撮影=片岡遼平) 2023.07.20 α:福島事故の汚染水を、政府はあくまでも海洋放出の構えなんだね。β:「汚染水」じゃなく「ALPS処理水」だと政府や東京電力は言い張っている。マスメディアでは2021年4月の政府による放出方針決定以来、「汚染水」という言葉が使えなくなった。おかしな話だよ。α:「ALPS処理した汚染水」と言うのもだめ
隔月連載 げんぱつあくぎょうはなし 第4回 西尾 漠 (アイキャッチ画像撮影=片岡遼平) 2023.05.18 α:ドイツの脱原発がついに実を結んだんだね。β:4月15日。日本時間では16日の明け方かな。最後に残っていた3基の原子炉が運転を終了した。γ:もちろんそれで万々歳じゃない。後始末の問題は山積している。β:『世界』の6月号でベルリン在住のジャーナリスト梶村太一郎が具体的に記述しているよ。α:西村経済
隔月連載 げんぱつあくぎょうはなし 第3回 西尾 漠 (アイキャッチ画像撮影=片岡遼平) 2023.03.16 α:原発の寿命を延ばす法案が2月最後の日に国会に出されてしまった。残念ながら与党多数で成立はしてしまうんだろうけれど、しっかり議論してほしいね。β:「GX脱炭素電源法案」というのが通称で、電気事業法、原子力基本法、原子炉等規制法、再処理法、再エネ特措法という5つの法律の改正(改悪)を一つにした「束
隔月連載 げんぱつあくぎょうはなし 第2回 西尾漠 (アイキャッチ画像撮影=片岡遼平) 2023.01.19 α:GX実行会議の「GX 実現に向けた基本方針 ~今後 10 年を見据えたロードマップ~」が発表されたね。「原発“最大限活用”へ政策大転換」とかの大見出しが踊っていたけど、原発についての記述は少ないんだね。26ページ中1ページしかない。β:原発推進のための基本方針じゃないって印象付けたいのかな。中
隔月連載 げんぱつあくぎょうはなし 第1回 西尾漠 (アイキャッチ画像撮影=片岡遼平) 2022.11.17 α:以前にも時々原発の悪行について教えてもらったけど(『会報』17、18、20、21、23~25号)、これからは定期的に話を聞かせてもらえたらうれしいな。岸田首相がGX実行会議で原発の新増設に踏み込んだとか。ますます目が離せない。 ところでGXって何なんだろう。近ごろはよくわからない英語の略語が多