赤い森と群青の海 谷本 多美子 2022.06.02 谷本多美子 五月のゴールデンウィークに三年ぶりに故郷南相馬市に帰った。コロナ禍の中ではあったが、今年は蔓延防止法が出されていなかったので、思い切って出かけて行った。 今回の目的は、故郷に残っている親から相続した山林や畑を息子に伝えておく必要を感じたのと、三年間で故郷南相馬市がどのよ
第12回 人間の尊厳こそが平和の礎(いしじ) 2022.06.02 連載 何の罪もない人に対する虐殺に暴行、略奪、病院や芸術劇場に対する空爆など、2月24日に始まったロシアの無差別攻撃と言っていいウクライナへの一方的な軍事侵攻を思うにつけ、私は何より大切な【人間の尊厳】はどこにいってしまったのか、と。このことに胸を痛めています。デ、その元凶・ロシア大統領プーチン氏に向
第11回 プーチンの「精力善用 自他共栄」とは 2022.06.02 連載 皆さま。講道館の創始者・嘉納治五郎の言葉【精力善用 自他共栄】」をご存知でしょうか。精力善用は「心身の持つすべての力を最大限に生かして社会のために善い方向に用いる精神」を、そして自他共栄は「相手に対し敬い感謝することで信頼し合い、助け合う心を育み、自分だけでなく他人と共に栄えある世の中にしようと
第10回 雪割草と淡墨桜 夢をあきらめない 2022.06.02 連載 弥生三月、春到来です。この冬は日本列島の至る所、風の強い寒い日が続き、爆弾低気圧とやらに伴う積雪4㍍超えなど、雪も例年になく多かったことが報じられました。肌を刺すほど寒く、風もとても強い。加えてことしの日本列島は西高東低どころか南岸低気圧の影響もあって日本海側だけでなく、太平洋側での積雪も例年に
本土復帰五十年の沖縄でウクライナを思う 森 詠 2022.05.20 論説 五月十五日、沖縄は本土復帰五十年を迎える。その直前の四月、私は三年ぶりに沖縄を訪れていた。半世紀が過ぎ、沖縄はどう変わったのか、自分の目で確かめようと思っての旅だ。それに先立つ、二月二十四日、ロシアによるウクライナ侵攻が開始され、遠く離れた日本にいて、ウクライナの人々の惨状を沖縄戦の惨状に思い合
『ごめんなさい、ずっと嘘をついてきました。福島第一原発ほか原発一同』 2022.03.02 推薦書籍 書名: 『ごめんなさい、ずっと嘘をついてきました。福島第一原発ほか原発一同』著者: 加藤就一版元: 書肆侃侃房 本体価格1600円 http://www.kankanbou.com/books/jinbun/society/0451発行日: 2021年ジャンル: フィクション【内容
『菅野みずえさんのお話 福祉の仕事で35年働き 東電の原発事故で人生が変わってしまった』 2022.03.02 推薦書籍 書名: 『菅野みずえさんのお話 福祉の仕事で35年働き 東電の原発事故で人生が変わってしまった』著者: アイリーン・美緒子・スミス版元: アジェンダ・プロジェクト/星雲社発行日: 2021年3月22日ジャンル: ノンフィクション【内容】アイリーン・美緒子・スミスさんがインタビューア
『フクシマ原発棄民 歴史の証人 終わりなき原発事故』 2022.03.02 推薦書籍 書名: 『フクシマ原発棄民 歴史の証人 終わりなき原発事故』著者: 樋口健二版元: 八月書館刊、本体価格2000円発行日: 2021年8月5日ジャンル: ノンフィクション【内容】樋口さんは84歳、報道写真家として有名ですが、彼自身も99年のJOC事故の取材で被曝、再生不良貧血を患っ
「αとω」 村上政彦 2022.03.02 推薦書籍 書名: 「αとω」著者: 村上政彦版元: 鳥影社発行日: 2021年8月12日ジャンル: 小説【内容】原発問題を描いたもので、社会性・時代性・寓話性があり、恋愛や土地の歴史もあり、発想が豊かで大変に文学性の高いものです。推薦者:佐藤洋二郎
『原発事故は終わっていない』小出裕章(こいで・ひろあき) 2022.03.02 推薦書籍 書名:『原発事故は終わっていない』著者:小出裕章(こいで・ひろあき)版元:毎日新聞出版発行日:2021年3月5日ジャンル:ノンフィクション【内容】原子力の専門家が語る福島原発事故から10年。原子力政策を進めてきた国と電力会社には重い責任があるにも拘らず、解決への真摯な姿勢がないばか