森と海のあるところ 加賀乙彦氏を想いながら 野武 由佳璃 2023.05.25 故人を偲ぶ 加賀乙彦氏を想いながら、南米チリの友人レイナルド ピネーダの唄を少しだけ紹介します。 森に棲む小さきものたちの声が大きな波となって、世界を変える。そんな願いを込めて。"森と海のあるところ" 森がある 海がある 君の身体に描かれる その額に広がる もう一度生まれ直す なにか 僕
連載 故郷福島の復興に想う第7回 故郷福島の復興に想う――汚染水? 処理水? 谷本 多美子(アイキャッチ画像 請戸漁港の大漁船 2023年5月4日) 2023.05.25 連載 東京の桜が見頃になった3月のある日、都内の某ホテルで「福島原発における廃炉・汚染水・処理水の問題について」、経済産業省大臣官房福島復興推進グループ 参事官 宮下正巳氏の話があるというので聞きに行った。専門的なことはわからないが、レジュメを見ながら説明を受けて、正直不安は残った。 汚染水の前に、福
連載 原発の蔭と影 第7回 中部電力の強引な姿勢 天瀬 裕康 2023.05.18 連載 北海道から始まり東北関東が少し長くなりましたので、東海・中部へと下がってみましょう。 私は名古屋とは多少の縁があります。大学院時代は組織培養に関して名大医学部日比野内科と交流があり、勤務医時代には心電図自動解析の件で名古屋の検診センターを頻回に訪れたものですが、名古屋の人たちのプロ野球・中日ドラ
山本源一さんとアントニオ・タブッキの想い出 野武由佳璃 2023.05.18 故人を偲ぶ 山本さんとの最初お会いした頃の話題は、イタリアの作家アントニオ タブッキではじまった。ちょっぴり変てこな小説で"インド夜想曲""供述によるとペレイラは“ とるに足らない小さな違い"などタイトルもいいセンスでたくさん作品がありなかなかいいのだ。山本さんは読書家でよく読んでいてこれらは不可思議な質感
隔月連載 げんぱつあくぎょうはなし 第4回 西尾 漠 (アイキャッチ画像撮影=片岡遼平) 2023.05.18 連載 α:ドイツの脱原発がついに実を結んだんだね。β:4月15日。日本時間では16日の明け方かな。最後に残っていた3基の原子炉が運転を終了した。γ:もちろんそれで万々歳じゃない。後始末の問題は山積している。β:『世界』の6月号でベルリン在住のジャーナリスト梶村太一郎が具体的に記述しているよ。α:西村経済
連載 文士刮目 第24回 脱原発とマスク着用。真の平和、健康で幸せな世の中とは 伊神 権太 (ドイツの脱原発完了のニュースは新聞各紙でも大きく取り上げられた。脱原発を巡る各国の動きも気になるところだ=15日付中日(東京)新聞【核心】から) 2023.05.04 連載 新聞やテレビなど各メディアの報道によれば、ドイツで東京電力福島第一原発事故を教訓に決めた【脱原発】が、ことし4月15日に完了。稼働中の最後の原子炉3基が同日夜(日本時間16日朝)、送電網から外れて運転を停止、ドイツ国内の原子力発電量が、いよいよゼロになった、とのことです。福島第一原発事故後に【脱