福島第一原発で働く作業員を粘り強く取材した片山夏子福島特別支局長=写真=の著書「ふくしま原発作業員日誌 イチエフの真実、9年間の記録」が「石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞」公共奉仕部門の奨励賞を受賞し、11日贈呈式があった。
片山支局長は取材地の福島県から「今日も作業員はいつものように、現場で目の前の作業を何とかしようとしています。原発事故は終わっていません。そして1日も早く廃炉にしたいと働く彼らをこれからも追っていきたいと思っています」とメッセージを送った。
また、原発や核エネルギーを使用しない社会をめざす表現者でつくる「脱原発社会をめざす文学者の会」(加賀乙彦会長)は11日、同書を文学大賞(ノンフィクションの部)の1冊に選んだ。