第11回〝文学サロン〟 『牧野富太郎』を語る 上山 明博(ノンフィクション作家) 2023.08.18 今年のNHK連続小説「らんまん」の主人公のモデルとなった牧野富太郎。ドラマ化発表以前の2021年より取材を開始した著者は、牧野博士に関する膨大な資料を渉猟し精査する一方、生まれ故郷の高知・佐川から終の棲家となった東京・練馬の居宅跡まで、関係各所を訪ねた。そうした2年におよぶ丹念な取材調査を通して
「ウクライナの核危機 林京子を読む」に参加して 大嶋 岳夫 2023.06.15 歴史時代作家協会の集いで出会った森川雅美さんに、シンポジウム「いま文学者として何ができるか」に参加しないかと誘われた。 先達林京子氏といえば、文学賞を総なめするほど受賞していられるが、「ギヤマンビードロ」でだった、国からは受けないと賞を辞退された。実に骨のある方だ。シンポジウムにだから参加しよう
シンポジウム報告 連載 文士刮目22回 ロシアのウクライナ侵攻1年に思う【マスクと反撃能力、原発いつまでも】 伊神権太 (アイキャッチ画像 今、文学者として何ができるか。熱心に話し合う登壇者たち。著者撮影) 2023.02.26 (マスクを)外す。外さない。卒業式ぐらいは素顔で。外すかどうか、は自己判断で。 新型コロナウイルスの感染拡大第8波が収束に向かいつつある中、春の卒業、入学、就職シーズンに入り、誰もがマスクをどうするかで、心を痛めている。だれがこんな時代にしてしまったのか。そんなことを頭に私はさる2月23日、天瀬