報告「書く現場を語る」~上山明博文芸サロン「『牧野富太郎』を語る」 森川雅美 2024.03.28 未分類 来年のことをいうと鬼が笑うというが、昨年のことはどうなのだろう。 半年以上前、昨年の9月4日(月)18時から、第11回〝文学サロン〟「『牧野富太郎』を語る」が、当会会員のサイエンスノンフィクション作家上山明博さんを講師に開催された。上山さんは、同年3月に『牧野富太郎: 花と恋して九〇年』を青土社
報告 2023年を振り返る~だいぶ前ですが4月28日に「偲ぶ会」がありました 森川 雅美 2023.12.14 イベント 今年「脱原発者社会をめざす文学者の会」は4人の会員を失った。 会の主柱として会長を勤めていた、現在日本の最も重要な作家の一人だった加賀乙彦さん。会の実務全般を支えてくれた編集者の山本源一さん。会を陰ながら支えてくれた、現在の俳句の中心の一人でもあった黒田杏子さん。さらには、地味ながら愛知県で戦争
書評 人間の生きた時間~橘かがり著『女スパイ鄭蘋茹の死』 森川 雅美 2023.10.05 会員の著書 『女スパイ鄭蘋茹(テンピンルー)の死』橘かがり著2023年3月15日発行徳間文庫720円+税 「鄭蘋茹」の名前を聞いて、あの人物かとすぐにわかる人は多くはないだろう。私自身、不勉強ながら今まで知らなかった。実際「参考文献」を見ても、一次資料といえるものは少なく、「鄭蘋茹