報告 2023年を振り返る~だいぶ前ですが4月28日に「偲ぶ会」がありました 森川 雅美 2023.12.14 イベント 今年「脱原発者社会をめざす文学者の会」は4人の会員を失った。 会の主柱として会長を勤めていた、現在日本の最も重要な作家の一人だった加賀乙彦さん。会の実務全般を支えてくれた編集者の山本源一さん。会を陰ながら支えてくれた、現在の俳句の中心の一人でもあった黒田杏子さん。さらには、地味ながら愛知県で戦争
書評 人間の生きた時間~橘かがり著『女スパイ鄭蘋茹の死』 森川 雅美 2023.10.05 会員の著書 『女スパイ鄭蘋茹(テンピンルー)の死』橘かがり著2023年3月15日発行徳間文庫720円+税 「鄭蘋茹」の名前を聞いて、あの人物かとすぐにわかる人は多くはないだろう。私自身、不勉強ながら今まで知らなかった。実際「参考文献」を見ても、一次資料といえるものは少なく、「鄭蘋茹