連載 原発の蔭と影第18回 中国電力出発 天瀬 裕康 2024.04.18 連載 また余談が入ってすみません。東京電力は柏崎刈羽原発7号機(新潟県)の再稼働に向けて準備を進めていますが、「4月15日から核燃料の装填を始める」と、原子力規制委員会に申請したそうです。福島第一原発の事故以後に再稼働した全国の原発はみな、地元の同意を得てから燃料を装填していますし、年内の再稼働を目指
脱原発社会をめざす文学者の会編『原発よ、安らかに眠り給え』出版のご案内 2024.11.16 NEWS ご購入希望者はこのメールの返信か、下記まで冊数、住所をお知らせください。masami-m@muf.biglobe.ne.jp追って詳細をお知らせいたします。日本に徘徊しているのは、まだ“明るい未来の原子力”を夢見ているゾンビのたちの群れであり、彼らには棺を掩って優しく囁いてやらなければなら
隔月連載 げんぱつあくぎょうはなし 第13回 西尾 漠 (アイキャッチ画像撮影=片岡遼平) 2024.11.15 西尾獏「げんぱつあくぎょうはなし」 α:六ヶ所再処理工場の竣工がまた延びたね。27回目の延期だって。β:2024年度上期のできるだけ早期とされていたのが、26年中にと見直された。γ:また延びた、と呆れるだけでは済まない。関西電力が昨23年10月10日に福井県・同県議会に説明した、溜まり続ける使用済み燃料の県外搬出ロードマップでは、2
連載 原発の蔭と影 第25回 祝島の抵抗 天瀬 裕康 2024.11.14 未分類 上関原発建設計画に反対する祝島住民ら約50人は、5月10日に、全国から集めた「原発建設計画中止!」を求める238,875人分の署名を、経済産業省に追加提出しました。この署名は前年10月の612613筆に続き2回目で、合わせて851488筆となりました。経済産業省原子力安全保安院は5月31日、上関
連載文士刮目第42回「この国を みんなで変えなければ」 伊神 権太(写真 被団協のノーベル平和賞を報じた各紙) 2024.10.31 連載 今回は、まず何より先に日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)のノーベル平和賞受賞を祝福したい。と同時にその一方で相変わらず戦闘が続くイスラエルによるガザ攻撃とハマスとの終わりなき戦い、さらにはイラン、ヒズボラ、シリア……など他の中東諸国を巻き込んでの混迷化、そしてロシア軍に1万人もの北朝鮮軍派
幸福への帰還~大熊町と双葉町を尋ねて 野武 由佳璃(写真はすべて著者による) 2024.10.31 会員の原稿 観音や石の眼開く蝉時雨面杖(つらづえ)の夢見し浄土西瓜割 大熊の地名に関係する「熊」の付く人名が、南北朝時代の史料にある。浪江町の仲禅寺に伝わる十一面観音像の胎内銘(像に刻まれた文字)に、1343(康永2)年6月6日の日付と、仏像の寄進に関わる人名の「熊女」。室町時代の標葉氏(しねはし)の
連載 故郷福島の復興に想う 第18回――町が消えた 谷本 多美子(アイキャッチ画像 福島第一ハプテスト協会) 2024.10.24 連載 2年ぶりにお盆に合わせて帰省した。今回も墓参りのついでに親戚や知人を訪ねたり、気になる場所をあちこち見て回ったりしたいと思い、息子にドライバーを引き受けてもらった。高速道路は、都内何か所かで帰省ラッシュに遭ったが、常磐自動車道に入ると茨城を過ぎたあたりから順調に走れるようになった。それでも普段よ
連載 原発の蔭と影 第24回 祝島の反対運動 天瀬 裕康 2024.10.17 連載 前号(第23回)は、2003(平成15)年あたりまで述べましたが、本号ではこれにダブりながら、2005年以降を主体に話を続けてみましょう。 電力会社による土地や人間の買収は原発小説にはよく出てきますが、お寺や神社の聖職者が反原発派であることも稀ではありません。上関原発でも少し以前から顔を出してい
連載文士刮目第41回【刷新とは。これいかに「日本が生まれ変わる時」】 伊神権太(写真 「自民総裁に石破氏」を報じた新聞) 2024.10.03 未分類 9月23日の立件民主党代表選に続き、27日には自民党総裁選も終わり、世の中は【刷新】といった言葉が声高に叫ばれています。では、刷新って。どういうことを言うのでしょう。 立憲民主党臨時党大会で新代表に選ばれた野田佳彦さん(67)が第一声で「代表選が終わった今はノーサイドでみんなの力と心を合わせ打倒