書評 黒田杏子さんの一周忌に想う~『黒田杏子の世界』刊行委員会編『花巡る 黒田杏子の世界』 野武 由佳璃 2024.06.07 書評 『花巡る 黒田杏子の世界』『黒田杏子の世界』刊行委員会編2024年3月13日発行藤原書店3,300円+税夏蜂の般若波羅蜜多花抱(かか)う 由佳璃鮎焼きて俳句塩振るや、かな、けり 2022年3月13日飯田蛇笏,龍太の講演を終えた後、黒田杏子さんが脳内出血による意識不明の
連載文士刮目 第37回 どこへいく? 流転社会 伊神 権太(写真 最終意見陳述で証言台に立つ袴田さんの姉ひで子さんを報じた新聞) 2024.06.06 連載 生成人工知能(生成AI)に電気自動車、SDV(次世代自動車)、貧困と飢餓防止・気候変動対策など17の持続可能な開発目標を掲げるSDGs。さらには最近では従来に比べたら処理性能を20倍アップするという生成AIに特化した新世代のパソコン、ほかに5月8日から11日にかけ7回発生した最大クラスの太陽フレ
連載 故郷福島の復興に想う 第17回――13年が過ぎて 谷本 多美子(アイキャッチ画像 「西山家の田圃」) 2024.05.23 谷本多美子「故郷福島の復興に想う」 新しい年度となり、原発事故から13年が過ぎた。能登半島地震からも早5か月。新学期を迎えて、能登地方の一部の地域の子供たちが自分たちの故郷の小学校で入学式を迎えたとニュースで報道されていた。新年早々の大地震や津波のニュースには大変なショックを受けた。1月の北陸地方の寒さは、積雪もあり、南関東に住ん
隔月連載 げんぱつあくぎょうはなし 第10回 西尾 漠 (アイキャッチ画像撮影=片岡遼平) 2024.05.16 連載 α:佐賀県玄海町の脇山伸太郎町長が、高レベル放射性廃棄物処分地の選定に向けた文献調査の受け入れを表明したね。β:建設、飲食、宿泊業などの3団体から町議会に提出された調査受け入れを求める請願が4月15日に原子力対策特別委員会(全議員)に付託され、17日に資源エネルギー庁と処分実施主体である原子力発電
連載 原発の蔭と影第19回 中電、原発設置へ 天瀬 裕康 2024.05.16 連載 1951(昭和26)年51日に設立された中国電力㈱(以下、中国電と略す)は、他の電力会社の動向や政府の意向に沿って、原発設置の方針を固めます。 場所は島根県八束(やつか)郡鹿島(かしま)町片句(かたく)654番地―1――島根県の県庁所在地である松江市の北隣の、一畑薬師も遠くない、日本海に面した由
連載文士刮目 第36回 能登の復興を願う応援歌「能登の明かり」 伊神 権太 2024.05.02 連載 ことしの元日早々に起きた能登半島地震。あの日から早や、4カ月がたちます。この間の被災者の悲しみ、苦しみ、無念さときたら想像を絶するに違いありません。ある日突然、人間社会を襲った自然災害。そして奪われた多くの命を思うとき、私自身かつて能登の七尾で新聞社の支局長として家族と7年を過ごした土地柄だけに
報告 たどり着いた街で~東日本大震災追悼式 野武 由佳璃 2024.04.25 会員の原稿 三日月や眉描き終えて桜花俤(おもかげ)や浦の小面(こおもて)春めきぬ 2024年3月11日(月)に晴れ渡る空の下東日本大震災の追悼式が埼玉県上尾市の龍山院で行われた。 参列者は約30名ほど、「脱原発社会を目指す文学者の会」より詩人の森川雅美氏と野武由佳璃で参加した。 花々