おもいで 北久保 まりこ 2024.01.06 故人を偲ぶ 240108075617487酌み交はす和やかな輪に旅立ちし人も加はる信濃追分 しなの鉄道の小さな駅から散歩がてら行った所に、ひっそりとした蕎麦屋がある。 お姉さんに、胡桃蕎麦と冷酒をたのむと「明鏡止水、ありますよ」。無愛想ながら私の好みを覚えていた。 静かに注がれ、表面張力をこえ
連載文士刮目 第32回 「嘆かわしい裏金問題 政治家たちよ、襟を正せ」 伊神 権太(写真:12月19日の強制捜査を報じた同日付の夕刊各紙) 2024.01.04 未分類 【安倍、二階派強制捜査 東京地検特捜部 パー券収入 不記載疑い 「裏金」議員関与解明へ 選挙に向けた資金に充当か 安倍派関係者示唆】(12月20日付中日新聞1面見出し)…… 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑で12月19日、東京地検特捜部が強制捜査に入り、「政治とカネ」をめぐる問題にい
報告 2023年を振り返る~だいぶ前ですが4月28日に「偲ぶ会」がありました 森川 雅美 2023.12.14 イベント 今年「脱原発者社会をめざす文学者の会」は4人の会員を失った。 会の主柱として会長を勤めていた、現在日本の最も重要な作家の一人だった加賀乙彦さん。会の実務全般を支えてくれた編集者の山本源一さん。会を陰ながら支えてくれた、現在の俳句の中心の一人でもあった黒田杏子さん。さらには、地味ながら愛知県で戦争
連載 原発の蔭と影第14回 福島県の避難者支援体制 天瀬 裕康 2023.12.14 連載 ひろしま避難者の会「アスチカ」からの郵便物の発送元には<福島県外避難者生活再建支援拠点 島根県・広島県・山口県担当>と印刷してあります。そして2021年に発行された『広島に避難してきた私たち』には、福島県県外避難者帰還・生活再建支援補助金を受けて発行した、と記してあります。ここに述べようとしている
連載文士刮目 第31回 友とは。友情とは 伊神 権太(写真:学生歌を歌う仲間たち。中には腕を組み、感慨にふける男性も=名古屋市内のホテルで。) 2023.11.30 連載 米大リーグで今季のアメリカンリーグの最優秀選手に満票で2年ぶりに選出された大谷翔平選手に始まり、パレスチナ自治区ガザ市にある地区最大シファ病院での底知れない悲劇、米サンフランシスコでの米中首脳会談での米中双方の戦略的互恵関係の確認、同じサンフランシスコの日中首脳会談での東電福島第一原発の処理水海洋放
連載 故郷福島の復興に想う 第13回 ――カクテルパーティー 谷本 多美子 2023.11.23 未分類 東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故で、今なお立ち入り禁止の面積が62%(2023年2月現在)もある大熊町に、若い女性たちが移住し、毎月一回集まってカクテルパーティーを開いているという記事が、9月1日の朝日新聞朝刊2面に載っていた。「時時刻刻 大熊の誤算」とタイトルがついていた。サブタイトルには
隔月連載 げんぱつあくぎょうはなし 第7回 西尾 漠 (アイキャッチ画像撮影=片岡遼平) 2023.11.16 連載 α:福島事故の汚染水海洋放出が続いている。β:「問題なし」と放出のたびに繰り返されてるけど、すぐに目に見える影響が出てくるはずもない。出てくるようなら、とんでもない事件だよ。東京電力が発表しているように、汚染度の低いタンクから順に放出してもいる。γ:『はんげんぱつ新聞』11月号で沿岸漁業応援団の
連載 原発の蔭と影第13回 九州電力と川内原発 天瀬 裕康 2023.11.16 連載 前回は玄海原発を主体のお話でしたが、長さの関系で電力の鬼・松永安左エ門(やすざえもん)(正式には安左衛門)のことは割愛しました。そこで今回は電力事業の発展と彼のことから始め、川内(せんだい)原発関連事項へと話を進めてまいりましょう。 松永安左エ門(1875~1971)は長崎県壱岐の裕福な