連載文士刮目第42回「この国を みんなで変えなければ」 伊神 権太(写真 被団協のノーベル平和賞を報じた各紙) 2024.10.31 今回は、まず何より先に日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)のノーベル平和賞受賞を祝福したい。と同時にその一方で相変わらず戦闘が続くイスラエルによるガザ攻撃とハマスとの終わりなき戦い、さらにはイラン、ヒズボラ、シリア……など他の中東諸国を巻き込んでの混迷化、そしてロシア軍に1万人もの北朝鮮軍派
連載文士刮目第41回【刷新とは。これいかに「日本が生まれ変わる時」】 伊神権太(写真 「自民総裁に石破氏」を報じた新聞) 2024.10.03 9月23日の立件民主党代表選に続き、27日には自民党総裁選も終わり、世の中は【刷新】といった言葉が声高に叫ばれています。では、刷新って。どういうことを言うのでしょう。 立憲民主党臨時党大会で新代表に選ばれた野田佳彦さん(67)が第一声で「代表選が終わった今はノーサイドでみんなの力と心を合わせ打倒
連載文士刮目第40回 【どこへ行く ニッポン政治】 伊神 権太(写真 宮崎で震度6弱 M7・1の地震発生直後に出された南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」の概略図=NHKテレビのニュース画面から) 2024.09.05 先日8月8日午後4時43分ごろ、日向灘を震源とする宮崎県南部で最大震度6弱の地震が発生。気象庁は午後7時15分に南海トラフ地震が発生する可能性が平常時より高まっている-として初の南海トラフ地震臨時情報【巨大地震注意】を出しました。幸い、この【巨大地震注意】は、8月15日午後5時には解除されました
連載文士刮目 第39回 【自由と平等、真の平和とは】 伊神権太(写真 暗殺未遂現場で銃弾をものともせず、こぶしをあげるトランプ氏を報じた新聞) 2024.08.01 日本中の視線を集めた東京都知事選。56人が立候補し、いかがわしいポスターの掲示など多くの問題点を残した首長選で小池百合子さん(72)が再選されました。そして。一方のアメリカ大統領選といえば、です。ドナルド・トランプ前大統領(78)が右耳に銃弾を浴びながらも奇跡的に助かり、それでもこぶしを振り上げ
連載文士刮目 第38回 【難破する世界のなかで 永遠回帰の幸せとは】 伊神 権太(写真 「藤井八冠陥落」と「都知事選56人届け出」を報じた新聞) 2024.07.04 自民党が提出した改正政治資金規正法の6月19日の可決、成立=国会議員に収支報告書の「確認書」交付を義務付け、政治資金パーティー券購入者の公開基準額を現行の「20万円超」から「5万円超」に引き下げるが、企業・団体献金の禁止は盛り込まれない=に続き、小池百合子東京都知事(71)の任期満了に伴う同20
連載文士刮目 第37回 どこへいく? 流転社会 伊神 権太(写真 最終意見陳述で証言台に立つ袴田さんの姉ひで子さんを報じた新聞) 2024.06.06 生成人工知能(生成AI)に電気自動車、SDV(次世代自動車)、貧困と飢餓防止・気候変動対策など17の持続可能な開発目標を掲げるSDGs。さらには最近では従来に比べたら処理性能を20倍アップするという生成AIに特化した新世代のパソコン、ほかに5月8日から11日にかけ7回発生した最大クラスの太陽フレ
連載文士刮目 第36回 能登の復興を願う応援歌「能登の明かり」 伊神 権太 2024.05.02 ことしの元日早々に起きた能登半島地震。あの日から早や、4カ月がたちます。この間の被災者の悲しみ、苦しみ、無念さときたら想像を絶するに違いありません。ある日突然、人間社会を襲った自然災害。そして奪われた多くの命を思うとき、私自身かつて能登の七尾で新聞社の支局長として家族と7年を過ごした土地柄だけに
連載文士刮目 第35回 17年ぶりの利上げ社会下に見る世相とは 伊神 権太(写真 3月20日付の各紙は、17年ぶりの利上げでマイナス金利解除へ、と書き立てた。) 2024.04.04 ことしは元日に発生した能登半島地震に始まり、3月11日には東日本大震災と福島第一原発事故から13年が経過。続いて19日には日銀の金融政策決定会合で大規模な金融緩和策の柱でもあるマイナス金利政策解除に伴う2007年以来17年ぶりの利上げ決定、その後はこれまで思いもしなかった、あの米大リーグ、ドジャー
連載文士刮目 第34回 能登のみなさん「夢と希望をあきらめないで!」 伊神 権太(写真 人の世には日々、新しいニュースがとびこんでくる=2月23日付新聞各紙) 2024.02.29 このところは昨年暮れから、ことし初めにかけ国内外で表面化、発生した事件や各種不祥事のたぐい、さらには元日早々に能登半島で起きた最大震度7に及んだ地震災害など数々の不幸に思いを巡らしています。一体全体、なぜこんなにも多くの不幸が束になって人間社会を襲ってくるのか。そんなことを思うにつけ、悲しさが止
連載文士刮目 第33回 のとよ、能登半島 晴れたらいいね 伊神 権太 2024.02.01 新年早々に起きた能登半島地震に、昨年明るみに出た自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題のその後。悲しくてたまらない巨大地震発生に嘆かわしい限りの政界不祥事の露呈。このところの世相には、なんだか気が滅入り、心までが折れそうになってしまいます。このうち本欄で指摘済みである政治家諸氏の裏金事件。