文士刮目の連載51回目【参院選の自民大敗に思う】(写真は➊「自公過半数割れ」を報じた新聞各紙➋国会の新勢力図=中日(東京)新聞から) 2025.08.01 参院選が終わり、目の前に突きつけられた選挙結果は【自公過半数割れ 参院も少数与党 首相続投「政治停滞させず」】【全議席確定 自公大敗47、立民横ばい22】(7月22日付の中日新聞朝刊)【自公過半数割れ 参院も少数与党に 47議席 多極化鮮明】(同毎日新聞朝刊)といった、自民にとってはまさに「進むも
文士刮目の連載50回目【能登半島地震の支援コンサートを終えて。「地方は宝」の心を大切にしたい(写真は、➊輪島市門前町内の仮設住宅ステージで行われた大正琴による復興支援コンサート➋被災地の多くの人々が耳を傾けた❸被災者らによる地元バンドの友情出演も ※ネットで「大正琴の音色で元気を届ける」を検索すれば、石川テレビのニュース映像を見られます】 2025.07.04 2024年元日に起きた能登半島地震とその後の豪雨水害に泣いたかつての私の任地、石川県能登半島を訪問。琴伝流大正琴弦洲会の皆さんによる「能登半島地震の震災復興支援コンサート~あの日 あの時 あの歌が~】を輪島市の仮設団地、道下第1団地(270戸)の集会所仮設ステージで行ってきた。当日(6月15日)は
文士刮目の連載49回目【コメ問題 大切にしたい「ことばの重み」伊神権太(写真は江藤農相更迭を報じた新聞各紙)】 2025.06.06 前回はその土地ならでは、地方文化の代弁者と言ってもよい「方言」に焦点をあてましたが今回は人それぞれ人生のかじ取りに役立ち、生かされるといおうか。その時々の人生、いや行く手の羅針盤と言ってもよいことばの「重み」「壁」について考えてみたい。 デ、最初に頭に浮かんだのが、江藤拓前農相のコメ発言です。彼
連載文士刮目第48回【方言に見る能登有情 伊神権太(写真は、➊「能登はやさしや土までも」。能登の人々は老若男女ともに、どこまでもたくましく、かつやさしい=能登人間ものがたり(北陸中日新聞七尾支局編)から➋名古屋弁で能登を心配する人々も多い=名古屋名物「なごやべん」から】 2025.05.01 だら(馬鹿)ほんながかいな(そうなんですか)どんならん(どうにもならない)どいね(それどうなの)おらっちゃ(私たち)どしとん(どうしているの)きのどくな(ありがとう)へしない(たいくつ)しったくさい(生意気)おっとろしい(怖い)… かつて新聞社の記者として能登半島の七尾にいたころ、【能登の方言】と
連載文士刮目第47回【気楽に10万円なんて 首相商品券に異議あり 伊神権太(写真は、3月19日付の中日新聞1面の<言の葉>とガザ攻撃再開の記事】 2025.04.03 東日本大震災と東電福島第1原発事故から14年がたった2025年3月。旧統一教会(現世界平和統一家庭連合)に対する東京地裁の解散命令やイスラエル軍によるガザへの攻撃再開、岩手県大船渡市、さらには岡山市や愛媛県今治市でも燃え続けた山火事、米トランプ大統領による日本を含む輸入自動車に対する25%の追加関
連載文士刮目第46回 拝啓ドナルド・トランプさま 平和な世界実現を 伊神権太(写真「鉱物資源合意見送り」を報じた3月1日付の夕刊) 2025.03.06 私は日本在住の一匹文士(いっぴきぶんし)、伊神権太と申します。今回は私とは同世代、いや少し若い貴兄、すなわち第47代米大統領のドナルド・ジョン・トランプさん(1946年6月14日生まれ)、あなたに同世代の一人として常日ごろ感じているところを友好国日本国民の一人として心からの手紙として書かせて頂き
連載文士刮目第45回 混沌からの旅立ち 何はともあれ〝楽しい日本〟に 伊神権太 (写真 WHO(世界保健機関)からの脱退表明など就任早々から大統領令に次々と署名するトランプ米大統領=NHK総合テレビから) 2025.02.06 2025年も1カ月が過ぎました。 この間、現職では初の内乱首謀の疑いによる韓国・尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の拘束=韓国の検察は1月25日に拘束の延長を申請。その後、内乱を首謀した罪で起訴=に始まり、新春早々からの山林火災に端を発し限りなき被害をもたらした米国ロサンゼルスの大火災、米バイデン大
連載文士刮目第44回 令和AI(人工知能)に聞く「新しい年 世界はどうなる」(写真 万感の平和賞を報じた各紙) 2025.01.02 2024年は元日の能登半島地震をはじめとした不幸が多発した年でした。それだけに、新しい年、2025年の巳年は何よりも平穏で幸せな年になってほしく思います。そこで今回は最近、存在感が増しつつある人工知能・生成AIさんの助けも借り、新年を予測してみました。そしたらAIさん曰く。「ことしは新たな価値観
連載文士刮目第43回 能登半島地震と豪雨水害の復興応援歌【能登の明かり】がCDに 伊神権太(写真「被災地に勇気を」と報道された中日新聞能登版) 2024.12.05 凶悪な闇バイト事件の続発に始まり、衆議院選での与党の過半数割れに伴う自民一強時代の終結、米大統領選でのトランプ氏のトリプルレッド(米国で大統領職と上下両院の多数派を共和党が占める状態。共和党のシンボルカラーが赤であることから〝トリプルレッド〟と呼ぶ)による圧勝、ペルーでのアジア太平洋経済協力会議
連載文士刮目第42回「この国を みんなで変えなければ」 伊神 権太(写真 被団協のノーベル平和賞を報じた各紙) 2024.10.31 今回は、まず何より先に日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)のノーベル平和賞受賞を祝福したい。と同時にその一方で相変わらず戦闘が続くイスラエルによるガザ攻撃とハマスとの終わりなき戦い、さらにはイラン、ヒズボラ、シリア……など他の中東諸国を巻き込んでの混迷化、そしてロシア軍に1万人もの北朝鮮軍派