書評 詩による評伝~天瀬裕康詩集『林京子の反核世界』 谷本 多美子 2023.10.12 『林京子の反核世界』天瀬裕康著2023年2月1日発行溪水社1,320円+税dav 天瀬裕康氏の、『林京子の反核世界』は、林京子と核状況下の現状について、三章からなる「詩による評伝」と前書きにある。以前天瀬氏より、俳句、短歌、漢詩、自由詩で3.11から10年を詠んだ混成詩『麗しの福島
連載 郷福島の復興に想う 第9回 故郷福島の復興に想う――IAEAとは? 谷本 多美子(アイキャッチ画像 福島県災害復興祈念公園建設予定地) 2023.07.27 東日本大震災・東京電力福島第一原発事故から12年が経った。この12年間、復興という言葉だけが先行しているように感じ、それは今も続いている。確かに震災直後の生々しい様子は見られなくなってきたが、毎回帰省するたびにインフラが整備されていく故郷を見て、いったい誰が、誰のために、莫大な税金を投入して、人
「東日本大震災追悼式 2023年3月11日(土) 未来への手紙」 報告 野武 由佳璃 (写真著者) 2023.06.22 ふたひらの戀文開く蝶の風 波高し揺れて片寄せ花筏 2018年3月11日の追悼式でタイムカプセルに入れた未来への手紙がポストに届けられた。 そこから5年の月日が流れた葉書は各参列者のもとへ。 そこに綴られたシラコバト団地に住む避難者の皆さんの想いが静かに発酵し、遥かな空へ立ち
連載 原発の蔭と影 第4回 東北電力と電気料金値上げの周辺 天瀬 裕康 2023.02.16 昨年(2022年)の後半には、大きな問題が起こっております。8月に岸田文雄首相が原発活用の検討を指示し、11月には政府が7年ぶりに冬の節電要請を決定しました。 電力の供給余力を示す予備率は、新聞に発表された数字で見ますと、2023年1月は東北と東京が最低で4.1%、中部・北陸・関西・中国・四国・
文士刮目 第21回 心を壊さないで! 「希望」という名の道を歩こう 2023.02.02 連続強盗に指示役「ルフィ」。防犯カメラ室内の画面破壊。強盗傷害容疑で新たに逮捕。119番最多103万件(東京消防庁22年)。救急車横転。千葉・強盗傷害容疑、関東で強盗多発。アプリで職場把握か。博多刺殺。東京強殺、携帯に犯行計画。自衛官が関与、グループが連続強盗か――など。これらは、ことしに入って