連載文士刮目 第31回 友とは。友情とは 伊神 権太(写真:学生歌を歌う仲間たち。中には腕を組み、感慨にふける男性も=名古屋市内のホテルで。) 2023.11.30 連載 米大リーグで今季のアメリカンリーグの最優秀選手に満票で2年ぶりに選出された大谷翔平選手に始まり、パレスチナ自治区ガザ市にある地区最大シファ病院での底知れない悲劇、米サンフランシスコでの米中首脳会談での米中双方の戦略的互恵関係の確認、同じサンフランシスコの日中首脳会談での東電福島第一原発の処理水海洋放
連載 故郷福島の復興に想う 第13回 ――カクテルパーティー 谷本 多美子 2023.11.23 未分類 東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故で、今なお立ち入り禁止の面積が62%(2023年2月現在)もある大熊町に、若い女性たちが移住し、毎月一回集まってカクテルパーティーを開いているという記事が、9月1日の朝日新聞朝刊2面に載っていた。「時時刻刻 大熊の誤算」とタイトルがついていた。サブタイトルには
連載 原発の蔭と影第13回 九州電力と川内原発 天瀬 裕康 2023.11.16 連載 前回は玄海原発を主体のお話でしたが、長さの関系で電力の鬼・松永安左エ門(やすざえもん)(正式には安左衛門)のことは割愛しました。そこで今回は電力事業の発展と彼のことから始め、川内(せんだい)原発関連事項へと話を進めてまいりましょう。 松永安左エ門(1875~1971)は長崎県壱岐の裕福な
隔月連載 げんぱつあくぎょうはなし 第7回 西尾 漠 (アイキャッチ画像撮影=片岡遼平) 2023.11.16 連載 α:福島事故の汚染水海洋放出が続いている。β:「問題なし」と放出のたびに繰り返されてるけど、すぐに目に見える影響が出てくるはずもない。出てくるようなら、とんでもない事件だよ。東京電力が発表しているように、汚染度の低いタンクから順に放出してもいる。γ:『はんげんぱつ新聞』11月号で沿岸漁業応援団の
連載文士刮目 第30回 この世の中、み~んな平和な社会を願って生きている 伊神 権太(写真:パレスチナの俳人リタ・オデさんがガザの惨状を詠んだ英語俳句を寄せた(10月18日付中日新聞)) 2023.11.02 連載 Gaza`s child - looking for her dollamong the ruins(人形を探す瓦礫の子の哀し)=10月18日付中日新聞朝刊 文士刮目も今回が30回。我ながら、よくぞ、ここまで続いたものだなと思っている。当初はまだ健在だった亡き妻(伊神舞子)の助言
連載 故郷福島の復興に想う 第12回 ――福島県立双葉高校創立100周年記念 谷本 多美子(アイキャッチ画像 双葉高校の現在) 2023.10.26 連載 昨年、母校福島県立双葉高校の後輩から「来年は母校創立100周年記念祝賀会を予定しているから、ぜひ出席を」と連絡をもらった。「万障繰り合わせて参加します」とそのときは答えていた。後輩は母校の同窓会本部の会長でもあり、退職前の三年間は母校の校長でもあった。2011年3月11日から、母校は立ち入ること
連載 原発の蔭と影第12回 九州電力と玄海原発 天瀬 裕康 2023.10.19 連載 しばらく休んでいた電力会社と原発の話に戻しましょう。 北海道から始め中部電力まで下がってきましたが、関西電力は3回ほど書きましたので四国を予定したところ、これも「会員の原稿」として「瀬戸内海を死の海にするな! 伊方原発の場合」を書いておりました。広島の中国電力は少し詳しく書きたいので後に回し、九