連載 文士刮目 第24回 脱原発とマスク着用。真の平和、健康で幸せな世の中とは 伊神 権太 (ドイツの脱原発完了のニュースは新聞各紙でも大きく取り上げられた。脱原発を巡る各国の動きも気になるところだ=15日付中日(東京)新聞【核心】から) 2023.05.04 連載 新聞やテレビなど各メディアの報道によれば、ドイツで東京電力福島第一原発事故を教訓に決めた【脱原発】が、ことし4月15日に完了。稼働中の最後の原子炉3基が同日夜(日本時間16日朝)、送電網から外れて運転を停止、ドイツ国内の原子力発電量が、いよいよゼロになった、とのことです。福島第一原発事故後に【脱
連載 故郷福島の復興に想う第6回 故郷福島の復興に想う――国策とは 谷本 多美子 2023.04.27 連載 3月に入り故郷南相馬市の集落の代表から立て続けに訃報が届いた。2011年3月11日以降、集落の住民の方が亡くなると代表を通して必ず連絡は来るが、筆者は遠方ゆえ葬儀に参列することは叶わない。本来なら、集落のどこかで不幸があると、各戸から一人ずつ手伝いに行く習わしになっていた。原発事故以後集落の人々
連載 原発の蔭と影 第6回 茨城も危険、ご注意を 天瀬 裕康 2023.04.20 連載 日本赤十字国際人道研究センターが発行している『人道研究ジャーナル』の第12巻(2023年2月)に、大阪学院大学の真山全教授による「露ウクライナ戦争における原子力発電所攻撃の国際人道法上の評価」という論考が載っています。 要旨を述べると、稼働中の大出力原発に対する攻撃はザポリージャ発電所に対するも
励ましと、お叱りと 広谷 鏡子 2023.04.06 加賀乙彦 加賀乙彦さんのことを、私は一方的に「恩人」と思ってきました。ほろ苦いエピソードをご紹介します。 もう30年近くも前、私は大学時代に初めて書いた小説を改稿して、ある文芸誌の新人賞に応募し、どういうわけか最終選考に残りました。審査員の一人が加賀さんでした。その小説は「箸にも棒にもかからない」ものだっ