文士刮目 第21回 心を壊さないで! 「希望」という名の道を歩こう 2023.02.02 連載 連続強盗に指示役「ルフィ」。防犯カメラ室内の画面破壊。強盗傷害容疑で新たに逮捕。119番最多103万件(東京消防庁22年)。救急車横転。千葉・強盗傷害容疑、関東で強盗多発。アプリで職場把握か。博多刺殺。東京強殺、携帯に犯行計画。自衛官が関与、グループが連続強盗か――など。これらは、ことしに入って
談話 民衆の敵 脱原発文学者の会幹事会 2023.01.27 談話 ヘンリック・イプセンの戯曲に『民衆の敵』がある。温治場として潤っていた村の医師トマスは、温泉が毒物で汚染されていると気づいて公表しようとするものの、「村の利益」のためと、兄の村長に阻まれる。トマスは新聞に論文を発表する手筈を整え、反撃に出ようとするが、温治場の関係者は、村長から、温泉の改良に大金
連載 故郷福島の復興に想う第3回 原発に一番近い教会 谷本 多美子(アイキャッチ画像 福島第一聖書バプテスト教会 佐藤将司氏撮影) 2023.01.26 谷本多美子「故郷福島の復興に想う」 2023年の幕が開いた。新年を迎えるたびに、原発事故から今年の3月でまもなく○○年、と数える癖がついた。今年の3月11日で丸12年になる。年数は経つが記憶は薄れることがない。福島第一核発電所の爆発事故が起きて10か月後の2012年の元旦を、筆者はアフリカのルワンダで迎えた。避難先で危篤状態にあっ
連載 原発の蔭と影 第3回 青森県で見た原子力政策 天瀬 裕康 2023.01.19 天瀬裕康「原発の影と陰」 皆さん、明けましておめでとうございます――しかし原発に関しましては、安易に新年を寿ぐことが出来ないような、大きな問題が昨年、2022年の夏から年末にかけて起こりました。 原発推進派の圧力は徐々に増していましたが、8月に岸田文雄首相が、2月のロシアによるウクライナ侵攻後のエネルギー逼迫に対
隔月連載 げんぱつあくぎょうはなし 第2回 西尾漠 (アイキャッチ画像撮影=片岡遼平) 2023.01.19 西尾獏「げんぱつあくぎょうはなし」 α:GX実行会議の「GX 実現に向けた基本方針 ~今後 10 年を見据えたロードマップ~」が発表されたね。「原発“最大限活用”へ政策大転換」とかの大見出しが踊っていたけど、原発についての記述は少ないんだね。26ページ中1ページしかない。β:原発推進のための基本方針じゃないって印象付けたいのかな。中
文士刮目第20回 新しい年こそ、ウサギさんの確かな目と耳で 果敢に挑もう 2023.01.05 伊神権太「文士刮目」 サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会。日本は9位と健闘したが、アルゼンチンが3―3の延長戦から突入したPK戦の末にフランスを撃破。36年ぶり3度目の優勝を果たし主将でエースのメッシはW杯5大会目の出場で悲願の初Vを達成し、世界が熱狂するなど2022年も多くのドラマがありまし
連載 故郷福島の復興に想う第2回 大熊町の核発電所 谷本 多美子(アイキャッチ画像 核発電所近辺 佐藤将司氏撮影) 2022.12.22 谷本多美子「故郷福島の復興に想う」 佐藤将司氏撮影 福島第一核発電所に隣接する双葉町にある母校福島県立双葉高校の校訓は、質実剛健、終始一貫、だった。元は男子校としてスタートしたので、ふさわしい四字熟語だったのだろう。敗戦後新しい学制になってから、少しずつ女子の入学も認められるようになり、筆者も何期目かに入学することになったのだ