第17回 国葬が終わり、新時代の夜明けを思う 伊神 権太 2022.09.30 連載 東京・日本武道館での安倍晋三元首相の国葬が9月27日に終わった。これより先の8日に96歳で死去した英国のエリザベス女王の国葬が現地時間の19日午前11時(日本時間同日午後7時)から、かつて私も訪れたことがある首都ロンドンのテムズ川河畔ウェストミンスター寺院で行われ、日本の天皇、皇后両陛下はじめバ
第16回 みんな幸せで、みんな楽しく。世界は運命共同体だからこそ 2022.08.31 連載 先日、ある新聞に作家の池澤夏樹さんが「戦争と平和」を論点に【文学の向き合い方】について寄稿、作者次第で広がる可能性につき彼なりの見解を示され、興味深く読みました。その中で、池澤さんは「戦争は非日常のドラマの場であり、文学のよき題材となる」と書かれていましたが、私はこの文面にある<戦争>を<コロナ禍
北陸地方の電力事情 天瀬 裕康 2022.08.11 会員の原稿 北陸地方といえば、普通は福井・石川・富山・新潟四県の総称ですが、奇妙なことがいろいろあります。福井県は主に北陸電力のエリアですが、前回述べた西の方は関西電力の範囲です。 北陸電力 Hokuriku Electric Power Company は富山市牛島町に本店を置く電力会社で、略称は「北電」
第15回 安倍晋三元首相の銃撃死に思う。【罪を憎んで人を憎まず】 2022.08.01 連載 安倍晋三元首相の参議院選挙の街頭演説中に起きた銃撃死に始まり、東電福島原発事故の株主代表訴訟での勝俣恒久元会長ら東電元役員4人への13兆3210億円の賠償命令、新型コロナウイルス第7波到来に伴う爆発的拡大など。7月もいろんなことが起き、そのつど胸が押しつぶされる思いをしたのは誰も同じでしょう。人
詩 プーチン殿とご一統へ 天瀬 裕康 2022.07.01 会員の原稿 プーチン殿とご一統へ 天瀬裕康ロシア軍がウクライナに突如として攻め込んだのは たしか二〇二二年北京冬季オリンピック直後で パラリンピックの直前突然だったので驚きましたが 貴殿たちは言うかもしれませんチェチェン紛争以来 ジョージアやクリミアの先
第14回 多彩な表情を見せる水の惑星。「命がある証しだ」 2022.07.01 連載 コロナ禍にロシアのウクライナへの軍事侵攻。円安。石油、野菜など諸物価高騰。食糧不足。そこへきて、このところの酷暑続き。何もかもが厳しい時代に今は人々の心を突く言葉や音楽が見直されています。言葉で思い出すのが戦後まもなく飛び出した【貧乏人は麦を食え】発言です。「所得の少ない人は麦を多く食う、多い人
第 2 回 脱 原 文 学 大 賞 2022.06.12 NEWS 2011年の震災から10年を区切りに、われら「脱原発社会をめざす文学者の会」は、昨2021年新たに文学賞を設けることにしました。10年間には真摯に災害と向き合った文学作品が数多存在し、その結果、フィクションとノンフィクションの部門で各3作品に対して顕彰しました。 今回はこの1年間(202